育鵬社、自由社の中学歴史教科書を閲覧してきました。南京事件について、育鵬社は、「日本軍は12月に首都・南京を占領した」と本文で書き、注で「この時、日本軍によって、中国の軍民に多数の死傷者が出た(南京事件)」と書いています。自由社は、「日本軍は国民政府の首都南京を落とせば蒋介石は降伏すると考え、12月に南京を占領した。」と書くだけで、南京事件を表記していません。
非戦闘員の殺害又は略奪行為等があった
河村たかし名古屋市長が衆院議員であった2006年の質問へ、「1937年の旧日本軍による南京入城後、非戦闘員の殺害又は略奪行為等があったことは否定できないと考えている」と政府答弁です。このような表現すら記述しない教科書を使用することは許されません。