8月12日、大村愛知県知事に「危機的な感染拡大を抑止するため大規模なPCR等検査などを求める緊急申し入れ」を日本共産党名古屋市議団は行いました。
名古屋市内栄中心街の錦三丁目などが感染震源地となって、感染が拡大しています。この拡大を止めるためには、(1)感染震源地の「感染力がある無症状の方」を探し出して隔離・保護する。(2)その地内の飲食店およそ4700店の関係者や住民の方のPCR等検査を大規模に網羅的に行う。(3)方法として、唾液検査キットによって行う方法も取り入れ、民間検査機関も活用する。(4)隔離・保護の方法としてやむを得ず自宅待機の場合、住宅内で過ごせるよう食料や生活衛生用品をパックに詰めて配布する。(5)名古屋市と愛知県が一体となって人的・財政的協力をさらに進め、住民の命と暮らしを守る。
この実現のために、8月4日、河村市長に、そして、8月12日、大村県知事に申し入れを行いました。日本共産党市議団も感染拡大防止に全力を尽くします。
懇談内容について、概要は、以下のようでした。田口団長が申し入れ各項目の説明を行い、大村知事は「要請内容をしっかりと受け止め、取り組んでいきたい」と述べ、次のように語りまた。
「3月4日に県と市がプロジェクト(チーム)をつくり、朝夕毎日情報を持ち寄り共有してきた。これからも引き続きしっかりやっていきたい」
「要請(項目)の1と2は、おっしゃるとおりです」
「県と市の保健担当部局は一体でやっていますので、それはご安心いただいていいと思います」
江上が、「ことは市民県民のいのちを守るのが緊急。名古屋市の繁華街が行政区、他市町村、他県に名古屋からといわれるのはよろしくないので、休業要請の3つの街区、4700軒飲食店があるといわれているが、そこに思い切って検査をやる必要がある。それには医師、専門家が必要。感染力のある人を探し出して市民に安心してもらうことが必要」と述べ、
知事は深くうなずきながら、「おっしゃるとおり。感染者数がまた増える可能性があるのでどうやって集中的にやるのか。中保健所はがんばっていると思いますが、・・・もちろん(名古屋市と)意思疎通はできています。県民市民のいのちと健康がかかわる問題なので」と発言しました。