本日6月8日、名古屋市国際展示場第1展示館の移転整備事業について、名古屋市会経済水道委員会で論議しました。
第1展示館の移転拡張の事業目的がはっきりしない
名古屋市と愛知県が、国際展示場の建設でもめていることはご承知かもしれません。今日の議題の展示場は、もめていません。現在金城埠頭にある第1展示館展示面積約1万4千㎡を移転し、約2万㎡の無柱化施設を建設するというものです。私は、事業目的として、全国の大規模展示場拡張のなかで、名古屋の展示場の「売り」は何かと質問しました。展示面積が広いとか、競争に勝てるものというだけで、例えば、地元中小企業支援のための仕掛けがあるとか、なにか他と違う特徴が必要でないか、と質しました。が、変わりばえしないものでした。
全国で大規模展示場の拡張計画がある中で展示面積拡張の目的明確化を
全国で1万5千㎡を超える展示場の総面積は、現状30万㎡が、計画だけで35万㎡へと拡張、愛知県の6万㎡を加えると41万㎡になる計画と回答がありました。広げても展示場としてやっていけるのかもっと考えるべきと述べました。
設計、工事監理、建設、維持管理を1社に任せるPFI方式など問題点を質す
PFI方式で20年程度運営。では、その後60年近くある耐用年数の間の運営はどうするのか?回答は、決まっていないというのです。これで、名古屋市と愛知県がもめている空見埠頭にさらに展示場を建設するなど考えられません。
写真は、CBCテレビ「イッポウ」から