活動日誌

名古屋城天守閣で、文化庁からレクチャー受けました。

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 9月18日、名古屋城天守閣に関して(1)9月20日文化審議会における名古屋市に対しての意見について (2)現名古屋城天守閣のようなコンクリート製について、全国で今後のあり方が話題になっているので、文化庁としてどう考えているのか。(3)その他 で文化庁からレクチャーを受けてきました。

(1)9月20日の文化審議会の議事についての質問は、「名古屋市に対し、天守解体を求める理由として、木造復元があるのであれば、木造天守復元にかかる計画の具体的内容を提出するように求めたとの報告が名古屋市からありました。木造天守復元にかかる申請については、復元検討委員会で審議されるものと承知しているが、天守解体申請及び木造天守復元にかかる申請について、今後の手続きの流れを、ご教示願いたい。(天守解体申請の審議は、復元検討委員会での現状変更許可が可能となった後に行われるのか、など)回答の趣旨は、「 二つの申請はパッケージで考えている。天守解体と木造天守復元を一体の計画として審議する必要がある。まず、復元検討委員会で審議がされる。」というものでした。もう一点、「名古屋市の石垣部会の確認後でなければ、現状変更許可申請はできないと理解してよろしいでしょうか。」という質問に対して、回答の趣旨は、「各分野の有識者による十分な議論と合意形成がなされることが必要である。」

(2)鉄骨鉄筋コンクリート製天守の耐震化については、回答の趣旨は、「『史跡等における歴史的建造物の復元のあり方に関するワーキンググループ』で、7月、『天守等の復元のあり方について』取りまとめました。文化庁として、コンクリート製天守の耐震基準をどうこう言う立場にはないが、全国の自治体で悩んで見える。そこで、考え方を今年度中をめどに出したい。まだ、ワーキンググループで議論はされてない。」というものでした。

 その後、意見交換で、私から、(2)について質問したのは、日本共産党市議団は、木造復元でなく、現天守耐震化・老朽化補強で、博物館機能を充実し、大阪城のような改修を考えているので、その参考に聞いたことを伝えまた。木造復元に市民合意はありません。市民の関心は低い状況です。建設費505億円で、市民サービスにも影響があり、私たちも関心を持っていただきたいと思っているが。今年は、伊勢湾台風来襲から60年。現天守再建からも60年です。1959年の9月26日夜、伊勢湾台風が来襲し、その5日後の、10月1日、天守再建の竣工式でした。市民にとっては、お城どころでなく、市民生活の復旧、再建で必死であったことが影響しているのでは、とも思っています。市民の声を聞くことが大切と考えています。という話をしました。

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