活動日誌

憲法記念日で尾頭橋で街頭宣伝

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 5月3日憲法記念日。74年目の憲法誕生日を祝って中川区尾頭橋で話した内容です。

みなさん、こんにちは。日本共産党名古屋市会議員の江上博之です。今日は、憲法記念日です。いまから74年前の1947年5月3日、日本国憲法が施行されました。この場をお借りして、憲法記念日を祝ってお話をさせていただきます。しばらくの間ご協力をお願いします。

新型コロナウイルス感染拡大で毎日不安な日を送って見えると思います。全国では、3回目の緊急事態宣言発令中。名古屋ではまん延防止措置が発令され、午後8時で飲食店やカラオケ店の営業がストップ。しかし、県も市もいったい何をやっているのでしょうか。みなさんに自粛を求めるだけで、行政がやるべき無症状者を含むPCR検査を抜本的に増やすことはやらない。ワクチン接種も遅い。挙句の果て、自民党は、5月6日、憲法を変えて、緊急事態に備えた条文を制定しようと動きを強めています。菅政権も大村県政も河村市政も、市民、国民に規制を求めるだけで自らやるべきことをやらない。こんな政治を変えるしかありません。

日本共産党は、新型コロナウイルスの特徴である症状のない方を探し出し保護することを一貫して求めてきました。今なお、行政はやらないのです。昨日の名古屋市内の陽性者は165人。そのうち感染経路不明が65人。一昨日は152人の陽性者に対し感染経路不明が82人です。誰にあったか話さない人がいるとはいえ、どうしてうつったかわからない人がこんなにいるのです。無症状者の陽性者がいることは明らかです。それでも検査しない。まさに、私たちの生存権、幸福追求権が侵されている事態です。無症状者のPCR検査、ワクチン接種を速やかに行うことを憲法の理念からも求めます。

憲法9条を変えて、アメリカと戦争する国づくりも進められています。今日の朝日新聞に世論調査が出ていました。「憲法第9条を変える方がよいと思いますか。変えない方がよいと思いますか」に対し、変える方がよいが30%、変えない方がよいが61%でした。憲法9条を変えることを国民は求めていません。しかし、5月6日、ゴールデンウイーク明けにも衆院憲法審査会で、自民党や公明党は、憲法を変えようと採決しようとしているのです。今やるべきは、コロナ対策に全力を尽くすときです。憲法9条を変えることに断固反対します。

でも、中国が攻めてくるかもしれない、という不安をお持ちの方も見えます。日本共産党は、中国の尖閣諸島への侵略、ウイグル自治区や香港でも人権無視に反対の声を上げています。中国が国際社会の一員として、国際法や国連憲章に基づいて行動することを求めます。そして、その解決のために日本政府が行うことはアメリカから軍事製品を買って軍事力を強化することでなく、国際法や国連憲章、歴史的事実に基づいて平和的に会話を続けることです。最近出た文芸春秋に志位和夫委員長にインタヴュー記事も出ています。

先の名古屋市長選挙は、知事リコール署名の偽造が8割以上、中川区では9割以上もあるというリコールを悪用した事件での河村市長の政治的道義的責任が問われました。河村市長は当選しましたが、責任問題は解決していません。さらに、ことは大きくなっています。

リコール署名は、一昨年のあいちトリエンナーレ表現の不自由展・その後の展示物に対し、河村市長が「日本人の心を踏みにじるものだ」と言って作品に注文を付け、展示の中止を求め、名古屋市の分担機3300万円を支出しないということから始まりました。展示について多様な意見があることは事実です。しかし、問題は、市長という権力者が表現の中身について注文を付けた、という点にあります。政治・行政は、「金は出しても口は出さない」というのは戦前の反省から出てきた表現の自由に対して市長に求められることです。展示の責任者である大村県知事の解職を求めるリコール運動を熱心に行ったのが河村市長です。市長として、直接民主主義のためにあるリコール制度を悪用したことは許されません。さらに、署名に偽造が明らかになっても、「僕も被害者」とか「わし、何か悪いことやったかね」と全く反省をしない態度。民主主義を壊した市長の責任は大変重いと私たちは、市長選挙に臨みました。壊された民主主義、地方自治を取り戻すために、引き続き全力を尽くします。

私たちの憲法は、76年前の戦争で、アジアの人々2000万人、日本人310万人の犠牲の上につくられました。政府の行為で戦争させない、させてはならない。今やるべきはコロナ対策です。オリンピックを中止し、コロナ対策に国も県も市も全力を挙げる時です。 憲法25条健康で文化的な生活を取り戻すために私も全力を尽くします。日本共産党は、憲法全文を尊重することを明らかにしています。今必要なことは憲法を変える事でなく、憲法を全面的に実践することではないでしょうか。憲法記念日にあたり、お祝いの言葉とします。ご近所のみなさん、大変ご協力ありがとうございました。

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