リニア新幹線環境アセス名古屋市公聴会で陳述
1月18日、リニア新幹線の環境影響評価準備書に対する名古屋市長の意見を決めるため、市民の意見を聴く公聴会が開催されました。10人の陳述人の枠に対し、7人の申し込みで、全員陳述人に。一人10分の陳述と、5分の補足意見を述べることができました。
名古屋駅前は、リニアが来ると大騒ぎ
今,河村市長は、リニアが来たら、東京に人が行ってしまう。あるいは、東京から人を呼び寄せるために名古屋の魅力を高めなければならない、と名古屋の玄関である名古屋駅前の再開発に力を入れています。笹島交差点から南へ、愛知大学がある地域近くまで地下通路を130億円以上使ってい建設することは決めました。日本共産党は無駄と反対しました。これからも局長級の職員を置いて推進しようとしています。
品川・名古屋を40分で結ぶ必要性はない
それだけ大騒ぎしているリニア新幹線が、なぜ、必要なのか。この大前提に河村市長も名古屋市も触れません。来ることが前提です。そこで、これだけ都市環境を改変するリニア新幹線の必要性がないことを中心に陳述しました。
南海トラフの大地震にも、東海道新幹線の大改修で他律のでは
大地震に備えて、もう一本新幹線を建設するというのですが、東海道新幹線の大改修は始まっています。大地震の際、物資輸送の必要性がありますが、リニア新幹線は、人しか運ばないそうで、大地震時の交通手段にならないのではないか。
列島中心部の糸魚川・静岡構造線を25キロもトンネルを掘るというのです
日本列島の成り立ちにもかかわる構造線を横切る工事が果たしてできるのか。JR東海の社長は、やってみないとわからない、とばくちのようなことを言っています。そんな不確定な話なのに、長屋駅前だけは再開発。リニアが果たしてくるのか、という疑問すらあります。
人を呼び寄せる街づくりでなく、いま住む私たちが安心して住み続けられるまちづくりを進めたい
リニア新幹線計画は白紙撤回し、住民の声を踏まえたまちづくりを進めることを求めました。