今年4月から中川区の富田図書館を民間会社に管理運営を委託する指定管理者制度を導入するということについて、きょう2月15日午後4時から5時まで、富田図書館で住民説明会が開催されました。30人ほどの住民が参加しました。
経費節減のために行います
市の財政事情が厳しく、現状を維持するのは大変なので運営体制について見直すといいます。
中村図書館と合わせ年2200万円の節減。一方で、サービスは向上します。という説明になぜできるの、の声
市の運営費は、2館で年2200万円経費節減になる一方で、今行っている、図書の貸し出し・返却、図書の予約、読書相談(レファレンスサービス)、障害をお持ちの方へのサービス、児童向けサービスに加え、新しいサービスを行うというのです。開館日数を年40日増加。日曜・祝日の開館時間を現行の朝9時半から午後5時までを7時まで延長、など、いいことだらけ。
司書の比率を増やすとまでいうが、質は大丈夫か検証必要
職員のなかで司書の比率も増やすといいます。こんなうまい話あるでしょうか。レファレンス一つとっても、郷土の歴史など専門的な問題にどこまでこたえられるでしょうか。一つ一つの仕事が、市民サービス向上になっているかどうか検証が必要です。
「知の拠点」にふさわしい図書館づくりの視点から改善を
市議会では、日本共産党の反対はありましたが、自民、民進、公明、減税日本の賛成で、指定管理者制度がはじまります。これからも、しっかりと見ていきます。