活動日誌

2025年5月15日の名古屋市議会経済水道委員会を注目

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5月15日午後1時半から、名古屋城天守閣木造復元のバリアフリー事件を受けての審議が行われる。その際、しっかり議論してほしい点を3点。

1 市民討論会をとにかく無事に終えたかった。6月3日とはどのような日であったか。

 以下の通り、無事討論会を終えるために、差別発言を容認し、何事もなかったかのようにしたかったのではないか。

 2023年3月24日の特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議で、バリアフリーの昇降機について、市は「今後、市民意見をお聞きした上で、どうしていくのかというところについては決めていくということです」。松雄副市長は、「基本計画の大要についてご了解をいただき、一応の取りまとめができましたこと、本当にありがたく、市を代表して厚くお礼申し上げます」とあいさつしています。(議事録)

 あとは、市民討論会で障がい者の声を聴けば文化庁に持っていける。これが本音でないか。 

6月3日市民討論会

6月5日 バリアフリー有識者会議

6月12日 名古屋城跡全体整備検討会会議

6月15日 市議会経済水道委員会

6月22日 現天守を解体し、木造復元する整備基本計画を文化庁に提出する予定

6月3日の市民討論会の最後に、河村市長が、「熱いトークもあって、なかなか良かった」と発言したのは、無事討論会を終え、文化庁提出が可能になった気持ちの表れでないか。

 河村市長は9月19日、本会議の回答は、「『なかなか良かった』という発言は、差別発言以外の参加者からの意見に対し、感謝の意を込めて発言したものであり、差別発言を容認するものでは全くありません」というものです。勝手に発言内容を自分の都合のいいように変えているのではありませんか。さらに、市長の回答を是としても、差別発言以外の参加者の中には、「(差別)発言の後、会場の一部から拍手もわいた」のです。この拍手した人たちに感謝の意を表したことになるのではありませんか。

2 河村市長の提案に市民はNO 2016年市民アンケートの回答から、河村市長の提案は、市民合意は得ていないこと明らかでないか。

 1 2020年7月までに優秀提案による木造復元を行う  21.5%%

   (事業費:約474から505億円、耐震性確保)

 2 2020年7月にとらわれず木造復元を行う  40.6%

   (工期、金額、契約方法等の検討が必要)

 3 現天守閣の耐震改修工事を行う  26.3%

   (事業費:約29億円、基礎・石垣を含まない、概ね40年の寿命)

  耐震改修は40年しか持たないという偽りまで書いている。それでも、これだけの回答がある。正しく表現していれば、もっと高い回答があったのでないか。

3 一人一人の市民の尊厳を尊重するより事業推進を優先する名古屋市は、名古屋城天守閣木造復元を進める資格はない。即刻中止すべきでないか。

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