活動日誌

戦後71年目の8月15日宣伝

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 8月15日月曜日。「終戦記念日」(戦争で負けた日本を明らかにするには敗戦記念日か、でも、戦争がやっと終わったという人々の声はやはり終戦ではないかな)の宣伝。

日本の戦争推進者の目で歴史を見ている安倍首相

 安保法制=戦争法が施行されているうえに、参院選で改憲勢力が国会の3分の2以上の議席を取っている今だけに、憲法9条を変えようという動きに対し、その成立の歴史をきちんと話す必要を感じ話しました。私の父は、若い時、中国へ渡り、華北鉄道というところで働いていたといっていました。中国人をいじめたとも言っていました。その点で、加害者です。その後兵役に取られ、シベリア抑留を経験しています。その点では、戦争の被害者です。多くの国民はその両方を経験しているのではないでしょうか。

 だから、政府の行為で再び戦争しないよう憲法、特に、憲法9条に賛成したのではないでしょうか。

 ところが、安倍首相は、岸信介という満州の官僚であり、アジア太平洋戦争決定時の大臣を祖父に持ち、小さいころから、加害者の立場でしか戦争の話を聞いたことがなかったのではないでしょうか。

中国、韓国、朝鮮、そして、アジアの人々を犠牲にした戦争という歴史を

無視

 安倍首相は、日本人310万人の犠牲は語っても、アジアの人々2000万人の犠牲は語りません。犠牲と思っていないのではないでしょうか。これでは、これからの日本を世界で語ることはできないのではないでしょうか。

現名古屋城天守閣がコンクリート製で建設されたのは、戦後復興、平和の象徴という市民の思い

 名古屋城天守閣も戦争を体験した市民の思いが込こめられたものではないでしょうか。木造化にするか、現天守の耐震補強・コンクリート劣化補強にするか決める前提に、市民の思いを踏まえることが大切ではないでしょうか。

意義とともに費用がどこから出てくるかは大きな問題

 『木造化』にするのに、10年後なら、350億円という報道があります。高いか安いかという前に問題は、なぜ木造化か、費用はだれが出すかです。税金投入となれば、命や福祉にかかわる分野が削減されるでしょう。市民が承知するでしょうか。昨夜、NHKテレビで、「満蒙開拓団は、派遣する町村に国が補助金を出し、カネで推進した」ことを明らかにしていました。どこの「カネ」を使うかを見ないと大変ですし、今の時代の「原発建設」も同じようなことが行われているなあ、と思いました。

改めて、「これから」を見るとき、「歴史」が大切

 安倍首相に71年前の庶民の生活をしっかり示すことが大切ではないか。同学年になる私と同じ、1954年4月2日から1955年4月1日生まれです。戦争を実体験しなくても、庶民の戦争を知る大人が必要だと思いを巡らしながら、宣伝しました。

 

 

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