現天守の大きな価値を名古屋市は認めながら解体。これでいいの?
現天守の解体、木造天守復元のためには、特別史跡の現状変更許可を文化庁から受けることが必須です。しかし、文化庁から、現天守の復元までの価値を超える木造復元か?本物である石垣保存が大丈夫か、など意見があり、名古屋市は回答を求められています。市民の熱い思い、鉄骨鉄筋コンクリート技術の粋を集め、博物館機能を持つ現天守を「大きな価値」があると名古屋市は認めています。
有識者は、天守台石垣は危険な状況、まず、保全整備を
石垣も危険な状況と指摘されています。名古屋城石垣のご意見番、石垣部会の有識者は、天守台北面の石垣の危険性などを指摘し、石垣保全修復を何より求めています。河村市長は、木造天守復元後、石垣保全修復の立場。明らかに認識が不一致です。
文化庁の現状変更許可を求める資料提出もまだ
名古屋市は、文化庁から回答を求められています。しかし、有識者との認識が一致せず、回答の提出もできていません。現天守の大きな価値があるのに解体でいいのか。エレベーター問題もあります。2022年木造化完成は明らかに無理。担当局長は、「大変厳しい状況」と答弁。
河村市長は、計画を見直すつもりはない、と回答
しかし、河村市長は、このことを認めません。できないことはできないと語るのが市長の責任。いったん立ち止まって市民の声を聞くために計画の見直しを。
市民生活を守るために、あきらめず2022年木造天守復元ストップ追求
なかなか道理に立って質疑ができませんでしたが、505億円もの大事業です。市民生活を守るために、「あきらめず」追求していきます。