活動日誌

障がい者への市民討論会開催前に、文化庁への現天守解体・木造復元天守の基本計画提出を予定していたことが明らかに。

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 7月1日のホームページで、以下の記述をしました。

 「(6月3日)名古屋城バリアフリー市民討論会で、障がい者差別発言が出ても、河村市長、松雄副市長、局長、障がい者担当課長級の職員がいても、だれも差別発言として発言を制止しなかった。障がい者差別と認識しない職員はいないはずなのに。

 なぜこんな事態が起きたのか。それは、河村市長の強引な天守木造化推進のために、文化庁に資料を提出することしか考えていないからでないか。3月24日の特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議で、バリアフリーの昇降機について、市は「今後、市民意見をお聞きした上で、どうしていくのかというところについては決めていくということです」。松雄副市長は、「基本計画の大要についてご了解をいただき、一応の取りまとめができましたこと、本当にありがたく、市を代表して厚くお礼申し上げます」とあいさつしている(議事録)。バリアフリー以外は、有識者の了解を得たというのが市の判断。残るは、バリアフリーを河村市長の思いの範囲で納めること。

 名古屋市は、6月3日市民討論会で市民の意見を聞き、6月5日バリアフリー有識者会議、6月12日全体整備検討会議で有識者の了解を取り、そして、6月15日市議会経済水道委員会を開催し、議会の了解もとる。市内部の確認のうえ、文化庁に木造復元の資料提出というスケジュールを組んでいたのではないか。その6月3日をとにかく終えたいというのが差別発言を制止しなかった理由ではないだろうか。私にはこのように見えてしょうがない。」

 本日9月19日の名古屋市議会本会議で、名古屋市が、6月2日時点で、6月22日、ちょうど市議会に報告(6月15日)してから1週間後に、現天守を解体し、木造復元する整備基本計画を文化庁に提出する予定であったことが明らかになりました。地下から天守1階までの昇降機の設置が最低条件で、それより上階は努力するという計画です。何があってもとにかく文化庁へ計画を提出する。そのためには、6月3日の障がい者への市民討論会で河村市長としてことが起きないようにする。だから、差別発言があっても、最後は、「熱いトークもあって、なかなか良かった」と差別発言を容認する閉会発言を河村市長は述べたのでないでしょうか。

 検証委員会では、この点をしっかり検討してほしいのです。

 私たち市民の名古屋城天守閣は、今でも誇りであり、現天守の耐震化と最上階までのエレベーター設置(技術的に可能なことは、江上が議会委員会で確認しました。)、内部の博物館としての充実とともに、名古屋城全体の整備を市民とともにすすめることを今後とも求めていきます。

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